そうこうするうちに

地方在住ズボラ主婦の特性多めの家族のことを綴る、ゆる日記です。

土壇場で転校を取り消した話

タイトル通りなのですが…
先月の3月中旬ごろ、急きょ転校するのを取りやめました。

早めに手続きをしていただけに、
ここ数週間は、関係各所に報告&謝罪と再手続きをして回りました。

少し落ち着いたので、備忘録として残そうと思います。

 

 

1.はじめに

今年で長男が小学3年生、次男が1年生になります。

数年前に、今住んでる社宅の取り壊しが決まったので、
次男の小学校入学時期までを目標に、転居しようと物件を探し始めました。

できれば今の学区内を希望して探しましたが、
紆余曲折あって、同じ街の隣の学区に建設予定の新築マンションを購入することに。

マンションの完成まで時間があったので、
子供たちが、早めに転校先に慣れた方がいいと考えて、越境通学することにしました。

我が家の場合は、マンションの完成が夏だったので、
長男は、1学期中は越境通学できるように、教育委員会へ相談して手続き済み。
次男は、転居先の学区への入学へ変更し、入学説明会や物品購入も済ませました。

 

2.なぜ転校を取り消したのか?

時間が経つにつれて、
家族にとって、今回の選択は最適解ではないと感じ初めていました。

事前に準備したのに、なぜ取り消すことにしたのか…?
主な理由としては、3つあります。

 

 1)息子達とマンションの相性が悪い

 2)田舎だと車を手放すことが難しい

 3)経済的な不安

 

1)息子達とマンションの相性が悪い

我が家の息子たちは発達障害の特性があります。
子どもによって、症状の濃淡は違えど…息子たちは多動気味です。

マンション購入を決める前も決めた後も、もちろん住んで大丈夫か調べました。
防音マットや床のリフォームなど…前向きに検討していました。

だけど子供達に、普段の生活から気をつけるように話しますが…どうも難しい。

いろいろと対策はあるけれど、
『小さい声で話そうね』とか『静かに歩いてね』と、
注意する私たち親側にもストレスになりそうだなーと感じました。

2)田舎だと車を手放すことが難しい

都市部であれば、分譲マンションの選択肢はごく普通ですよね。

しかし、ここは田舎。
車がないと生きてはいけません…我が家は2台体制(コンパクトカー&軽自動車)です。

マンションの利点である駅近物件を選んだのですが…
近くにお店がなくて、結局買い物するのに車を使わないといけない。
(田舎のベッドタウンなため、駅周辺にはコンビニしかないのです)

また、夫の勤務先が駅近ではない為、
マンションに住んでも車通勤したいから、そのまま車を所有したいとのこと。

…そうなると、マンションは駐車場代を払い続けないといけません。

私たちの生活スタイルが、
マンション暮らしでは、メリットがあまりないなーと感じました。

 

3)経済的な不安

物件価格については、住宅ローンを組んで払っていくとして、
管理費や修繕費も毎月支払うとなると…結構な金額になります。

それに、管理費や修繕積立金などは、年々金額が上がるもの。
おそらく子供たちにお金のかかる時期(受験や進学など)と重なります。

自分達で支払いを抑制できないのは、とても不安な要素です。

ちなみに、マンションのキャンセルには大きな代償を払うことになりました…
この話は、追々記事にしようと思います(泣)

3.手続きの流れ

家族会議の結果、ギリギリのタイミングではあったものの、
転校を取り止めようと決めたのが3月中旬。

約2週間の大まかな流れは、下記のとおりです。

 

  1. マンションのキャンセル
  2. 教育委員会へ連絡、越境通学の取り消し手続き
  3. 次男の幼稚園へ連絡
  4. 在籍校へ連絡
  5. 転入予定だった学校へ連絡(謝罪)
  6. 在籍校へ入学の必要書類の提出
  7. 在籍校の入学時の学用品を注文

 

我が家の場合、正式な転居届を提出したわけではなかったものの、
早めに転校の意思を、関係各所へ伝えていたので、
迷惑をかけてしまったなぁと申し訳ないのと、恥ずかしい気持ちでいっぱいです。

 

4.周りの反応は?

在籍校(小規模校)に連絡した際、
「あーぁ、あの〇〇くん(長男の名前)の!」と話題になっていました。

長男のクラス(交流級)では、
息子に内緒でお別れ会や、クラスメートからの手作りのプレゼントを準備してくれていました。

転校しないことを報告すると、
先生やクラスメート、保護者からも「良かったねー」と喜んでもらったことは有り難かったです。

その後、お別れ会は『お楽しみ会』として、
プレゼントは、『残留おめでとうの記念品』としていただきました。

 

5.まとめ

家族全体というより、
私たち夫婦が焦りすぎたせいで起きた、今回の騒動。

子供たちは、十数年もすれば巣立っていく存在ですが…
幼少期から思春期までを過ごす地域や家は、よくよく考えないといけないなと反省しました。

 

もちろん、転居先だった地域やマンションは素敵でしたし、
マンション暮らしされている発達障害児を持つご家族もいらっしゃいます。

ただ、我が家が住むには難しいと感じただけなので、人それぞれです。

 

発達障害のある息子ですが、
友達やクラスメートからの理解があり、良好な関係性を築いているようです。
転校しなくて本当に良かったなーと、改めて感じています。