3月も後半戦に突入しました。
訳あって引越しが春に早まりそうなので、アレもコレもといろんな手続きに追われています。
今回は、特別支援級に2年間通って感じたことのデメリット編です。
発達障害の特性(ASDとADHD)を持っている長男。早いもので2年が過ぎようとしています。現在、特別支援級(情緒クラス)に在籍中です。
前回の記事にも書いたのですが、息子にとってはメリットが多い支援級。
…しかし、残念ながらデメリットもありました。
この2年間で、我が家で感じた特別支援級のデメリットをざっくりですがまとめてみました。(※あくまでも、個人の感想です。)
支援級に進学予定の方や検討中の方の、少しでもお役にたてると嬉しいです。
メリット編はこちら↓↓
就学前にやって良かったことを記事にまとめたので、こちらもどうぞ↓↓
(”1.はじめに”と”2.支援級について”は前回と同じ内容を載せています。)
1.はじめに
長男の特性について、少しだけ紹介したいと思います。
もともと言葉の遅れがあり、
3歳から自治体の子育てサークルや週1回の療育センターで親子療育を受けてきました。
同時並行して、年少さんから保幼一体型の幼稚園(こども園)に通っていました。
幼稚園時代に2回の発達検査(WPPSI-Ⅲ)を受けて、
年中の冬に、ASD+ADHD+境界知能(IQ76)と診断が正式におりました。
2.支援級について
長男が通うのは、公立小学校の特別支援級です。
特別支援学級は、学校によってさまざまで、必ずしも設置されているわけではないのが現状。
私の住む地域では、幸いどの学校にも設置されています。
支援級(情緒)は、基本1クラス8人で、学年関係なく在籍します。他学年の子たちと関われるのは良い刺激になるようです。
それぞれ交流クラス(通常級)にも籍を置き、国語と算数のみ支援級に移動して授業を受けます。
3.デメリットとは?
1)学校へ出向く回数が多い
これは、正直、親側のデメリットです(笑)
ちょうどコロナ禍の真っ只中だったこともあり、親が学校へ行く回数は以前より激減しているとは思いますが…
通常級ママと支援級ママで、1年生の時の行事で比べてみます。
- 通常級(6回):入学式・授業参観(3回)・運動会・2者面談
- 支援級(8回):入学式・授業参観(3回)・運動会・2者面談(3回)
どうでしょう、若干多いかなって感じでしょうか?地域や学校によるとは思います。
息子の場合、特に情緒面で今のところ安定しているので、
急な学校からの呼び出し等もないので、あくまでも最低回数です。
2)書類の提出は多め
これも、親側のデメリットですね(笑)
入学前は特に多めです。
子どもの育児歴、特性、好きなこと/苦手なこと、対応方法、保護者の願いなどなど。
担任の先生に、息子がどういう子なのかを理解してもらいたくて、熟考を重ねて書きました。
(内容を絞って箇条書き&シンプルな文章が鉄則です。)
2年生の今でも書類、提出物は多いかなーと思います。
毎日の連絡帳書き(支援級の先生)、学期ごとの個別支援計画書や補助金関係など。
3)先生によって支援はまちまち
支援級も担任の先生によって、残念ながら支援の濃淡はあります。
学校の先生も公務員なので、得意不得意に関わらず、辞令が出れば異動や担当替えは平気であります…
また先生方も、発達障害児を専門に勉強していたわけではない方も多いので、場合によっては手探り状態のようです。
そもそも発達障害って、多岐にわたっていますし、ひとりひとり困りごとも違う。
同じ支援でも、子どもによって、その時の状態や気持ちによっても違うので仕方ないのかもしれないなーと思っています。
4)進路を早めに決めないといけない
早い段階で、今後の進路について聞かれました。
まだ1年生として入学してすぐの面談にて、「(小学校)卒業後の進路はどうしますか?」と聞かれた時は面食らいました。
いや、つい先日入学したばかりなのに??と。
でも、実はこれ結構大事だなと感じています。
小学校から中学校までずっと支援級で行くのか、どこかのタイミングで通常級のみにしていくのか。
学校や先生方も、保護者や本人の希望にそって、支援計画を立てていくので支援のアプローチも変わっていくのかなと思いました。
以前は、境界知能(IQ76)だと診断を受けていた長男も、
最近の検査では平均域(IQ100以上)に達しているので、小学校の間で徐々に通常級のみにしていくことを希望としています。
4.まとめ
2年間通ってみてのデメリットをざっくりまとめてみました。
はじめての小学校入学は親も子もわからないことの連続。
支援級を選択して、実際に通うようになっても、とにかく不安でいっぱい。
でも結論からいうと、長男にとって、支援級を選んだことは正解でした!!
残念ながら、地域や学校、先生によって違いはあります。
親子で納得のいく進路を選ぶためにも、積極的に情報収集をすることをおすすめします。
これでも書い足りないくらいですが、めちゃくちゃ長くなりました。
今後は、具体的なことも少しずつ書いていこうと思います。