タイトルにもある通り、
我が家の長男(支援級・小3)は、手先が不器用っ子です。
きっかけ
ある日、
長男が神妙な面持ちで私に悩みを打ち明けてくれました。
(長男)「ママ、友達が新しく靴を買っててさ…」
(私) 『あー、長男も新しい靴が欲しいの?』
(長男)「そうだけど、そうじゃなくて…」
(私) 『どっちよ…』
(長男)「最近、友達がビリビリ(面ファスナー)じゃなくて、紐の靴なんだよね…」
(私) 『あっ!あー(察した)』
(長男)「どうしよう!?オレ、蝶結びできないんだけど!!」
3年生にもなると靴のサイズも上がってきて、徐々に増える靴ひもの割合。
運動靴の場合、その傾向が強くなっている気がします。
そうなると、靴ひもの蝶結びはマストですよね。
しかし、長男は”蝶結び”が超絶苦手。
不器用っ子の度合い(長男の場合)
さまざまな”不器用さん”がいると思うのですが、
長男の場合、
- 見よう見まねが出来ない
- 繊細な指先の動きが難しい
- 指の力加減(強弱)がうまく調節できない
こんなところでしょうか。
具体的なものでいうと、
ペットボトルや缶ジュース、個包装のお菓子の開封などが難しかったりします。
その中でも、難易度が高いのが『蝶結び』です。
我が子が、正式に診断された訳ではないですが、
発達性協調運動障害の症状はあるのかなーと感じています。
(作業療法士さんからはそれとなく説明を受けたことはあります…)
以前は、ボタン掛けも苦労しました。
ただ、通っていた子ども園が制服だったこともあって、
毎日コツコツ練習するうちにできるようになりました!!
練習するには?
これまでの経緯から、
毎日コツコツ練習する機会さえあれば、苦手なものもできるようになる息子なのですが…
運動靴(紐付き)をいきなり購入するのは、家計的には気が引けます。
子どもの靴といえど、意外に高価!
練習期間でサイズアウトしたら目も当てられない…。
実は未就学児期に、療育施設で教えてもらった、
蝶結び練習(段ボールに穴を開けてヒモを通しただけ)を自作して渡してはみたものの、
全く興味を示さず。呆気なく不用品になってしまいました。
ただ、今回は本人が『靴ひもを結べるようになりたい!』と本気な様子。
蝶結びの練習のために、また同じものを自作することも考えたのですが…
面倒&作りたくない!!
いや、作るのは超絶簡単なのです。
だけど、使ってくれないと意味がないし、作成者(私)もむなしい…な、と。
便利グッズ「手先トレーニング(くつひも)」
いい方法ないかなーと模索していると、ありました!!!ダイソーさんに。
それが、こちら↓↓
子ども用品やおもちゃコーナあたりで発見しました。
この「くつひも」以外にも、ボタンやファスナー、スナップボタン…などなど
豊富なラインナップ。(ダイソーのHP内で探したらこんな感じ)
主なラインナップ
- 手先トレーニング(くつひも)
- 手先トレーニング(バックル)
- 手先トレーニング(ファスナー)
- 手先トレーニング(スナップボタン)
- 手先トレーニング(ボタン)
- 手先トレーニング(ベルト)
- 手先トレーニング(ループ)
- 手先トレーニング(トグル)
全体的に落ち着いた色味で素敵です!!シンプル is Best な商品。
こういう知育系おもちゃって2,3歳〜未就学児向けのためか、
その年代の子たちが好む色味とか作りのものが多いですよね?原色系の色味とか。
このシンプルさや色合いのチョイスはありがたいです!!
しかも、100均で買える手軽さ。
実際に使ってみた
良い点
①足を入れて練習できること
『くつひも』という名前の通り、見た目が”くつ”に見立ててあります。
実際に子どものつま先にこれを指して、靴ひもの本格的な練習できる点です!
ただ、長男(20cm)も次男(18cm)も残念ながら、足の親指がかろうじて入る程度のため、無理でした…
もっと小さいサイズのお子さん(未就学児)であれば、いい感じに練習できそうです!!
足のサイズや形によって違うかもしれませんが…
②素材がやわらかくて、丈夫なところ
以前、段ボールで自作した際に感じたことは、
すぐにボロボロになってしまうし、柔軟性がないので蝶結びがしづらいことでした。
しかし、こちらは靴の部分がフェルト生地、紐は少し太めの靴ひもでできています。
素材がやわらかくて、丈夫な点です。強度がありつつ、多少ギュッと縛っても壊れないし、練習の邪魔をしません。
汚れた場合は洗濯することも可能です。(もしくは、買い直せる)
残念な点
①ヒモが単色なこと
唯一、残念な点はヒモが白1色な点。
1色だと、どんな風にヒモを形作ればいいのか、どこにどう巻くのかと…混乱してしまいます。
これについては、家庭で左右別の色(右側が白、左側が水色など)のヒモに交換して、
慣れてきたタイミングで従来のヒモに交換してもいいのかなーと感じました。
さいごに
療育・支援級の子は、ゆっくりその子のペースで成長していると思っていて、
長男にとって、蝶結びを習得するのは『今』なのかなと前向きに捉えています。
(ちなみに次男は、手先が器用なので習得済み。)
興味がないものを年齢を理由にやらせようとすると、
マイナスの感情だけ覚えていて、後々見向きもしてくれないことがあるんです。
(我が家の場合かもしれませんが。)
ただ、せっかくやる気になったのに、あまりにも幼く見えるトレーニングキットだと、
ナイーブな小3の長男にとっては、やる気を削いでしまう原因になります。
シンプルで色味が控えめなので、今回の「手先トレーニング」が息子の練習を後押ししてくれるといいなーと思っています。