そうこうするうちに

地方在住ズボラ主婦の特性多めの家族のことを綴る、ゆる日記です。

オオクワガタのクワちゃん

これまで、何度も息子たちの提案を拒否してきました。
『ペット』を飼うことをねだられて、家族に迎え入れるか問題。

あ、前置きしておきますが、犬や猫の話ではありません!!
タイトル通り、昆虫界の大物・オオクワガタをお迎えした話&後日談です。

(注)虫が苦手な方は閲覧注意です!!

虫好きな次男

我が家の次男(小1)は、大の虫好き。
住まいは住宅地にありますが、すぐ近くに山がある自然豊かな土地です。

小さい頃から、いろんな虫を捕まえてはカゴに入れて観察しています。
これまで捕まえた、身近にいる虫はこんな感じです。

ただ、家族3人(夫、長男、私)は、虫が少し苦手。
触ったりすることは難しく、見る専門です。

虫を自然界で生活していたのと同じような環境で育てることは難しく、
死んでしまうことも多いですよね。

我が家では、捕まえて観察したら、その日の内に逃していました。(次男が)

突然訪れた転機

毎年6月ごろ、
徐々に夏の空気が感じられると、ホームセンターあたりで見かけませんか?
透明のケースに入った、カブト虫やクワガタ虫の販売。

虫好きな次男は、予想通りコレを見かけるたびに「買ってー!!」とせがむので、
極力、そういうお店などには行かないように心がけていました(笑)

お世話をすること自体が難しいし、飽きてしまって、
途中から大人(特に私)がお世話することを避けたかったからです。

 

そんな6月のある日、
近所の児童館から、次男が大興奮で帰ってきました。

『児童館に、カブトムシかクワガタムシがいるから飼いたい!!!』と。

詳しく話を聞いてみると…
どうやら、ご近所の昆虫好きな方のご厚意で、
児童館に「虫好きな子にあげてください」と、毎年数匹寄付されているのだとか。

 

買う前に考えよう

子どものペットを「飼うか飼わないか」論争は、意外とあるあるな話ですよね。
虫も命あるものなので、飼う以上は責任持ってお世話してほしい。

次男の場合、ペットに限らず、
おもちゃや絵本など、欲しがった割にその後はほったらかしということが多いので、
残念ながら、生き物をお世話することはできないだろうと。

なので、本気度を測る目的から下記の条件を提案をしました。

  • 飼い方について調べる(本で調べる etc)
  • 必要な道具を容易する(子どものお小遣いで)
  • 他の家族と話し合う(説得する)

おそらく、面倒くさがってしないだろうと思っていたところ…
図書館で飼い方の本を借りてきたり、父や母(私)の説得を毎日続けていました。
行動力があり忍耐強い、次男です(苦笑)

こんなに飼いたい気持ちがあるなら、
声かけ次第できちんとお世話できるかもしれない…と期待しました。

私達夫婦は、約2週間後に根負けし、
次男と私で一緒に、児童館へクワガタムシをお迎えしにいきました。

 

えっ、まさか森の黒いダイヤですか?

児童館には、カブトムシかクワガタムシが数匹寄付されていて、
小さな虫かごにオス1匹か、カップルの2匹と餌のゼリーがいれられた状態。

我が家が迎えに行った日は、オス1匹の虫かごで、ラスト1つ。
職員の方に申し出て、ありがたく我が家にお迎えしました。

 

クワガタムシと聞いていたので、ごく一般的な、「ノコギリクワガタ」や「ミヤマクワガタ」(茶色ボディーのやつ)を想像していたのに、

めっちゃ黒い&大きい。
…これって、オオクワガタ!?

ja.wikipedia.org

別名「黒いダイヤ」と呼ばれていて、今や絶滅危惧種で自然界で探すのはほぼ困難。
一時期、高値で取引されていた(今も?)、
人気の大物昆虫に、私たち夫婦が興奮してしまいました…

 

その日、さっそく飼育ケース、昆虫マット、虫ゼリーや止まり木などを準備し、
昆虫が住みやすいであろう環境を整えました。
保管場所は玄関の土間です。比較的暗くて涼しい場所を選びました。

その次の日から毎朝、次男がお世話係。
主に霧吹きや飼育ケース内の確認をしています。

 

後日談

迎え入れてから、3ヶ月近くが経ちました。

夏になり、連日の猛暑で元気がなくなっていたので、
玄関の土間からリビングの日が当たらない涼しい場所へお引越し。

 

毎日のお世話といえば、変わらず昆虫マット(土)への霧吹きのみ。
週1回、虫用ゼリーが無くなったタイミングで交換したり、
小バエよけフィルターや、昆虫マット(土)が汚れれば都度交換します。

 

…なんでこんなに詳しいかというと、
私がこっそりお世話&安否確認しているから(笑)
想定通り、次男は、たまーに霧吹きをしてくれる程度となりました。

というのも、オオクワガタは夜行性のため、ほぼ日中は土の中で過ごしています。
警戒心が強いのか、少しでも明るいと全く土の中から出てきません。
そのため、元気に動いている姿を子ども達が見ることは難しく、
次男のやりがいがなくなってしまったのかもしれません…

 

一般的なカブトムシの寿命は、夏の間の3ヶ月。
でも、オオクワガタは成虫でも平均2〜3年です!!

これから、冬に向かって温度管理と冬眠の準備をしないといけないなーと考えています。
もちろん、次男と一緒に準備するつもりです。

 

これからも次男をうまくお世話に誘導しながら、
クワちゃんが最期を迎えるまで、面倒をみるように促していきます。
飼うと決めた以上は、できれば天寿を全うしてほしいなと思っています。