そうこうするうちに

地方在住ズボラ主婦の特性多めの家族のことを綴る、ゆる日記です。

月経困難症になった話

こんにちは、アラフォー主婦のさいかです。
私は数年前から「月経困難症」になりました。医療関係者でもなんでもなく、一患者の個人的な感想なので参考までに。

①どんな症状?

月経困難症

・ 月経困難症は月経に随伴して起こる病的症状で,月経時あるいは月経直前より始まる強い下腹部痛や腰痛を主症状として,下腹痛,腰痛,腹部膨満感,嘔気,頭痛,疲労・脱力感,食欲不振,イライラ,下痢および憂うつの順に多くみられる.

www.jaog.or.jp

引用元:公益社団法人 日本産婦人科医会

個人差はありますが、私の場合は、月経前から月経中まで腹痛・頭痛に悩まされ、元気に過ごせるのは月経終了後から一週間のみで、それ以外はほぼ体調不良でした。そのせいで、精神的にも暗く落ち込んでいました。同じような病気に「月経前症候群PMS)」がありますが、月経中にも不調が続く場合は「月経困難症」と診断されるようです。(←違っていたらごめんなさい…)
発症当時、ひどい日は起き上がるのも辛くて、鎮痛剤を服用しながら、なんとか家事をこなしているといった状況でした。

②病院を受診

症状が出始めてから2ヶ月が経って、長引く体調不良の原因が最初はわからなかったのですが…手帳で管理していた生理周期と体調の変化が妙にリンクしていて、これは婦人科系の病気かもしれないと思い、受診しました。内容はざっとこんな感じです。

  • 問診(直近の月経、周期、症状etc)
  • 内診(子宮頸がん検査、エコー検査)

息子たちを出産した産院は遠かったので、近くの産婦人科を初めて受診しました。特に異常は見当たらず至って健康な状態とのこと。産婦人科医との問診内容からおそらく「月経困難症」だろうとの診断を受け、治療方法としては2つの方法を進められました。

  1. ピルの服用
  2. ミレーナ(子宮内避妊器具)の挿入

当時、身体(子宮)の中に器具を入れたままにすることに抵抗感があり、ミレーナは却下。あと、「第3子が欲しいなぁ」と漠然と考えていたので、融通がきくピルを選択しました。その中でも、まずは比較的効き目が軽く?安価なモノを飲むことにしました。

③症状の変化について

ピルを飲み始めて、1〜2ヶ月で症状が軽くなりました。当時飲んでいたピルは、21日間飲み続けたあとに7日間休薬するというもので、その休薬期間に月経がきます。
以前は寝込むことも多かったのに、服用してからは月経時だけ頭痛・腹痛があり、身体がダルい程度になりました。そしてなにより、塞ぎがちだった気持ちも明るくなりました。
ピルの服用が始まると、3ヶ月に1度は現状報告と薬の処方のため、婦人科に通うことになります。あと、年に1回の子宮がん検査をします。幸い、話しやすい先生が担当医なので良かったですが…長いお付き合いになるので、結構重要な要素かなと思います。
デメリットとしては、薬を規定&時間通りに飲み続けないといけませんし、病気になると服用を中断しないといけない場合や、血栓症のリスクなどがあります。

 

「月経は辛くて当たり前」と「女性はみんな同じ」とか言われたことがありましたが、痛みなんてない方がいいし、痛みも人それぞれなので少しでも軽くなる方がいいと思います。
早めに気づいて治療を始めていればよかったなーと、あとになって後悔しました。それくらい、生活するのが楽になりました。
この数年間、いろいろ試した結果、先月からミレーナ(子宮内避妊器具)を始めました。今後、感想や経験談についても更新したいと思います。