既成概念にとらわれていたのは、
「一汁三菜を作らなきゃ」という思い込みです。
空回る日々
我が家では、主に私が平日の料理担当です。(休日は夫が担当)
一汁三菜を作らなければいけないと思っていました。
そんな固定観念にとらわれていた、当時の我が家の夕食の献立がこちら。
- ご飯(+納豆)
- 汁物
- メイン(肉or魚料理)
- サラダ
- 副菜①
- 副菜②
一汁三菜以上を作っていたような気がします。そして、ほぼ毎日です。
副菜は大半が残って、2〜3日食べ続けることも。徐々に飽きてきて、結局は腐らせて捨てる。
食材をいろいろ買うけど、うまく献立を立てられなくて腐らせて捨てる。
料理づくりのモチベーションは下がるし、食費はかさむしで…悪循環でした。
たくさん品数を作ることが良い妻/母だと思っていた
なんでこんなに「一汁三菜を作らなきゃ」という思い込みにとらわれていたのかというと、
専業主婦だった実家の母の影響です。
身近なモデルケースであり、何か特別に言われたわけではないのですが、
私も家族が出来たら、同じようにするのが「普通」だと思い込んでいたのだと思います。
でも実際、我が家では、
- 夫:食に興味がなくて少食
- 子供たち(小学低学年&幼稚園児):偏食で少食、食べムラあり
- 私:世間一般の1人分が食べきれなくなっている
今考えると食べきらなくて当然の量なのに、当時は食品ロスをするたびに落ち込んでいました。
一方、休日の夕食担当である夫の料理はたいてい売切れるし、なんとなくリラックスして食事を楽しんでいるような感じがしました。
ワンプレート料理(カレーやシチュー、パスタなど)と+αでスープやサラダという、シンプルな献立。物足りない人は、白ごはん+納豆などのおかわりができるフリースタイル。
今の家族の食べ方から考えると、ガチガチに考えた献立は合っていないのだと、やっと理解ができました。
自分たちの適量に更新していく
現在では、家族が食べ切れる、もしくは少し足りないかなと思うくらいの量と品数に調整しました。
現在の我が家の献立はこちら。
- ご飯(+納豆)
- 汁物
- メイン(肉or魚料理)
- 副菜orサラダ
+αでお漬物や切った(ちぎった)だけの野菜なども、量によって追加しています。
まあ、なるべく夫や子ども達の好みに合わせたり、チャレンジ料理は少量作って反応をみてから作るなど…試行錯誤はしています(笑)
あと、手間がかかるものや少量だけ食べたいものは市販品を頼ることも。
野菜も少なめに買うようにしているので、使いきれて食品ロスも減りました。
市販の冷凍野菜もうまく活用しています。
食べ残しはほぼ無くなったし、あっても随分減りました!!
(次の日の私のお昼ご飯にできるくらいの量なので、むしろラッキーという感じ。)
気楽な分、残された時のストレスも軽くなった気がします。
「一汁三菜を作らなきゃ」という思い込みを手放したことで、料理を嫌いにならずに済みました。
家族の「今」に合わせて、これからも年齢や構成人数、嗜好から「ちょうど良い」形を作っていきたいなと思います。