そうこうするうちに

地方在住ズボラ主婦の特性多めの家族のことを綴る、ゆる日記です。

【療育】特別支援級に2年間通って感じたこと(メリット編)

3月になり、日々、黄色い粉に怯えながら春の訪れをを感じています。
我が家は夏に引越しを控えていることもあり、家の中にはなんとなくそわそわ落ち着かない空気。

振り返ると、2021年4月に小学校へ入学した長男。早いもので2年が過ぎようとしています。
発達障害の特性(ASDADHD)を持っていて、現在、特別支援級(情緒クラス)に在籍中です。

以前、就学前にやって良かったことを記事でまとめたので、
こちらもどうぞ↓

saika310.hatenablog.com

この2年間で、我が家で感じた特別支援級の良いところをざっくりですがまとめてみました。(※あくまでも、個人の感想です。)
支援級に進学予定の方や検討中の方の、少しでもお役にたてると嬉しいです。

1.はじめに

長男の特性について、少しだけ紹介したいと思います。

もともと言葉の遅れがあり、
3歳から自治体の子育てサークルや週1回の療育センターで親子療育を受けてきました。
同時並行して、年少さんから保幼一体型の幼稚園(こども園)に通っていました。

幼稚園時代に2回の発達検査(WPPSI-Ⅲ)を受けて、
年中の冬に、ASDADHD+境界知能(IQ76)と診断が正式におりました。

2.支援級について

長男が通うのは、公立小学校の特別支援級です。
特別支援学級は、学校によってさまざまで、必ずしも設置されているわけではないのが現状。

私の住む地域では、幸いどの学校にも設置されています。
支援級(情緒)は、基本1クラス8人で、学年関係なく在籍します。他学年の子たちと関われるのは良い刺激になるようです。
それぞれ交流クラス(通常級)にも籍を置き、国語と算数のみ支援級に移動して授業を受けます。

3.よかったこと

1)落ち着いて授業を受けることができる

長男は、集団の中だと先生の声が上手く聞き取りにくいようです。また周りの雑音も気になってぼーっとしてしまうことがあります…

支援級の場合、数名の生徒+先生1人のため、落ち着いて授業が受けられているようです。
授業については、通常級と内容はほぼ変わらないです。ただ、基礎的な部分をしっかり丁寧に指導してくださっているといった印象。

また、頑張ったご褒美に授業の最後の5〜10分は、教室においてある遊具で遊んでいいというルールがあるそうで…例えば、トランポリンやパズル、おりがみ、塗り絵など。

支援級では、感覚過敏だったり過集中で疲れていたり、じっと机に座っていることが苦痛に感じる子もいるので、この息抜きの時間が設けてあるのは、息子の特性的にあっているなーと感じました。

2)支援級の先生との連絡が蜜に取れること

これについては、学校や先生によって異なることなので、参考程度なのですが。
通常級では、先生との連絡手段といえば「連絡帳」が基本だと思います。場合によっては、「電話」ですね。

これに+α、支援級専用の連絡帳があります。

  • 時間割
  • 宿題
  • 持ってくるもの
  • 先生コメント欄
  • 保護者コメント欄

支援級の先生がほぼ毎日記入してくれています。
コメント欄は主にその日一日の学校での息子の様子です。本当にありがたいです!

3)1日あたりの宿題量は少なめ

通常級の子たちよりやや少ない印象です。
下記は、1年生の時の宿題の一例です。

通常級

  • 算数プリント 見開き1ページ
  • 国語プリント 見開き1ページ
  • 国語の教科書を音読
  • 算数の計算カード音読(時間制限あり)

支援級

  • 算数プリント (見開きの半分)1ページ
  • 国語プリント (見開きの半分)1ページ
  • 国語の教科書を音読
  • 算数の計算カード音読(時間制限なし)

これは、ご家庭や教育方針によってはデメリットにもなりますかね。
ただ息子の集中力の持続時間から考えると適量かなと思います。
我が家では、学校から帰宅後すぐにプリント類、遊んで帰ってきてから音読という流れです。

1年生のうちは、長男が泣きながら宿題に取り組むことは日常茶飯事でした。
それに加え、1年生の時の先生が熱心な方だったこともあり、音読(計算や教科書)はほぼ毎日でした。(この時期は正直辛かった…)

個人的に、この時期にみっちり計算や教科書(国語)の音読をしたおかげで、
例えば、足し算や引き算の答えを反射的に言えるようになったので、やって良かったなーと今でも感謝しています。

番外編)就学支援金

支援学校や支援級に在籍する児童を対象に、教育費(学用品の購入等)にかかったお金を自治体で一部(半額とか1/3とか)負担してくれる制度があります。

世帯所得額にもより助成される割合は異なりますが、
我が家が助成を受けたものはこんな感じです。
(我が家は今年(2023年現在)から一部外れてしまいました…泣)

  • ランドセル
  • 体操服
  • シューズ
  • 通学靴
  • 雨具
  • 給食費
  • 学校で使う算数や漢字ドリル

1年生は、特に学用品の負担が多いので、ありがたい制度です。
どんなものが対象になるかは、自治体によって違うのでチェックされてくださいね。
子ども達の学用品関係のレシートや領収証はぜひ保存しておくのをおすすめします!

4.まとめ

2年間通ってみて良かったことをざっくりまとめてみました。

はじめての小学校入学は親も子もわからないことの連続。
支援級を選択して、実際に通うようになっても、とにかく不安でいっぱい。
でも結論からいうと、長男にとって、支援級を選んだことは正解でした!!

残念ながら、地域や学校、先生によって違いはあります。
親子で納得のいく進路を選ぶためにも、積極的に情報収集をすることをおすすめします。

本当はいろいろ書きたかったのですが、めちゃくちゃ長くなりそうだったので今回はここまで。近々、デメリットについても書きたいと思います。